まだまだ寒い日が続きますが、早くも春の伝統行事のニュースです。
岩手県奥州市に春を告げる4月の日高火防祭に向けて、祭りで使われる笛に魂を込める笛魂祭が19日、奥州市内の神社で行われました。

日高火防祭は、毎年4月の最終土曜日に行われる奥州市の春の伝統行事です。
祭りに先駆けて日高神社で行われる今年の笛魂祭には、本番でお囃子を奏でる笛師や祭りの保存会のメンバーなどおよそ30人が集まりました。

参加者は、境内の「笛魂碑」に祭りの成功を祈願した後、拝殿で笛をお神酒で清めるとお囃子の吹き初めを行いました。

(日高囃子笛の会 千田大輔会長)
「日高囃子といっても色んな音曲があります。町組ごとに音曲が違いますので、それを聞き分けながらお囃子を楽しんで頂ければと思います」
300年を超える歴史を持つとされ、防火を願って行われる日高火防祭は4月26日に本祭が行われます。