今年2月15日からは1年間の活動成果を披露しようと、清島アパートフェスティバルを開催。アパートを含めた6会場で様々な作品を展示しています。東さんは今回、女性や季節の花を描き、「時の移ろい」を表現した絵画を制作しました。

(来場客)「東さんの作品はとっても素敵です。明るく日々過ごせるプラスになっています」

東智恵さん:
「時間の流れを平面作品に落とし込めたらという思いで、それをどう表現するか模索しながら作りました。この中に座って全身で絵を感じてもらえたらと思っています」

一方、サウンドアートを手がける高梨さんは、鉄輪温泉や地元・秋田で採取した音を作品として展示しています。

高梨麻梨香さん:
「録音物はつまり過去のもの。いま鳴っている素材は現在のもと考えたときに、過去に影響を受けて現在が結果的に歪んでしまうことが面白いと思った」

この春から活動の場を中国へ移す高梨さんにとって、清島アパートで過ごした2年間の集大成の場となります。

高梨麻梨香さん:
「いろんな人が展覧会に見に来てくれるし、多くのアート関係者ともかかわれることができたというのは別府で過ごす中で得られた宝物だと思います。ぜひ7人の作品を全部回ってほしいと思います」

湯のまちのアーティスト7人による作品展「清島アパートフェスティバル」は3月9日まで開催されています。