インバウンド需要に対応 ホテル側は外国人スタッフに寮を用意

白馬樅の木ホテルでは、急増する訪日外国人に対応するために、英語のできる外国人スタッフの採用を積極的に行っています。
2024年7月に来日したインドネシアの大学に通うリナ・バージニアさん(21)は、大学では日本語を専攻しているそうです。このホテルでレストランの受付などを担当しています。

リナさん(21)
「私の仕事はこちらの仕事、受付。人数を確認して、お客さんの予約も確認する」

客の約9割が外国人で、これは2024年の1.5倍。現在60人いるスタッフのうち、20人ほどが外国人スタッフだそうです。アメリカやロシアのほか、アジア圏など9か国から集まっています。
リナさんはホテルが用意した寮に、他の国の人たちと共同生活しています。

リナさん(21)
「部屋はこんな感じ。エアコンもあるし、ベッドもある」
冷蔵庫も共同です。

リナさん(21)
「皆のぶんは皆の名前が書いてある」
――何を入れてある?
「卵とかゼリー、焼きそばとカレー」
リナさんの収入は月に20万円ほど。寮は光熱費込みで月9000円で利用しているそうです。なぜ、白馬村を選んだのでしょうか。

リナさん(21)
「白馬は外国人がいっぱい来るので、日本語だけじゃなくて別の言語を勉強したいと思った」
このホテルではスタッフを増やしていますが、まだ不足しているそうです。

白馬樅の木ホテル 丸山一馬 社長
「お客様が増えて、スタッフも増やしていきたいというところで、もう少しスタッフ用の従業員寮を増やしていきたい」
18日夜の白馬村では雪が降りしきるなか、町では多くの外国人の姿が見られました。

和牛が自慢の店・Mark Matsuoka Grill Hakubaは、ほぼ外国人客でした。
アメリカからの観光客
「町を歩いていたときに、ここに入っていく人をたくさん見た。和牛をぜひ頼みたかった」
リゾート地で加熱するインバウンド需要は、どこまで続くのでしょうか。














