2月3日の週は、日本海側で雪や雨が多かったのに加え、太平洋側や九州でも降雪が見られました。全国的な降雪と気温低下は、野菜の生育や出荷作業に影響を与えましたが、鍋物需要の増加により葉物野菜の引き合いが強まり、価格は横ばいで推移した一週間でした。

入荷量が減少したにもかかわらず価格が上がらなかったのは、市場に滞留していた在庫が多かったからだと考えられます。これらの在庫は、2月10日の週にほぼ解消され、2月17日の週からは価格上昇の動きが見られます。

さらに、最強寒波の再来が予想されています。全国の2週間天気予報を見ると、降雪による日照不足は北陸を中心とした日本海側のみですが、太平洋側も晴天ながら低温が続き、降雨がない日が続くようです。そのため、葉物野菜を中心に生育が遅れ、出荷量減少が価格上昇を加速させる要因となるでしょう。