「みそおけ」や「日本酒」でインバウンド需要拡大へ

17日朝、中部空港に新たに展示されたのは「みそおけ」。中部の食文化をPRする取り組みだとか。
中部空港は1月、「地域ブランド共創室」を新設。インバウンド需要を拡大するために、地域の観光や食に関する事業者と組み、観光客を呼び込む考えです。
(中部国際空港 地域ブランド共創室 中津拓也室長)
「他の地域と差別化してアピールしていきたい」

一方、空港から車で20分ほどの澤田酒造を訪れると…
(澤田酒造 澤田薫社長)
「純米大吟醸や純米吟醸という、香りがあって飲みやすいタイプが人気」
人気商品の一つという日本酒のラベルには…飛行機が隠れています。いま、外国人客も少しずつ増えているそうです。

(澤田酒造 澤田薫社長)
「1か月に1~2組くらい海外の方が来てくれる。シンガポールから海の幸を食べに知多半島を訪れた方が、検索して寄ってくれた」
そこで…澤田社長が英語で案内する「酒蔵見学ツアー」もスタート。「いつかは海外の人に日本酒を広めたい」という長年の思いが形に。
(澤田酒造 澤田薫社長)
「ツアーはすごく喜んでもらえて『こんなに(酒蔵の中を)見られるとは思わなかった』と良い反応だった」

さらに、日本酒の個性を引き出す「常滑焼き」のコラボ商品も販売。地域全体でインバウンドを含めた観光客増加に期待しています。
(澤田酒造 澤田薫社長)
「私たちも地域に貢献して、中部空港にも喜んでもらう。来ていただいた客にも満足してもらって『また来たい』と思ってもらえる地域にみんなでしていきたい」
そして、中部空港は新たな局面を迎えています。