秋田県では横手のかまくらが16日まで開かれていて、多くの観光客が雪国情緒あふれる伝統行事を楽しんでいます。

横手のかまくらは雪国秋田を代表する小正月行事で、井戸のそばに雪穴を作って水神様をまつったり、子どもたちが積もった雪に穴をあけその中で遊んだことが由来となっています。かまくらは高さ約3㍍、直径約3・5㍍で観光協会認定のかまくら職人が1か月かけておよそ60基を製作しました。
横手市役所前ではかまくらに並んだ観光客を地元の中学生が「入ってたんせ」と招き入れ、温かい甘酒を振る舞っていました。去年は雪不足で市外から運び入れた雪でようやくかまくらを製作しましたが、今年は横手市内の雪で賄うことができたということです。夕暮れになるとミニかまくらにろうそくが灯され、辺りは夜9時まで幻想的な雰囲気に包まれます。