東日本大震災の津波で妹を亡くした女性が、震災をテーマに制作した映画の劇場公開が宮城県内で始まり、15日舞台挨拶が行われました。

イオンシネマ石巻で行われた舞台挨拶に登壇したのは、石巻市大川地区出身の映画作家、佐藤そのみさん(28)です。

映画作家 佐藤そのみさん:
「震災と私との関係性をどうしたらいいのか常に考えてきた。その中でこの2作品を作ることはとても重要だった」

上映が始まったのは、劇映画「春をかさねて」とドキュメンタリー映画「あなたの瞳に話せたら」です。震災の津波で石巻市立大川小学校の6年生だった妹を亡くした佐藤さん。作品は2つとも佐藤さんが大学生だった2019年に制作されました。

映画を見た人:
「生きていることは当たり前ではないなと思った」


映画を見た人:
「また佐藤さんが作った映画を見たいと思った」

今後、石巻のほか仙台や名取、利府の映画館でも上映されます。
イオンシネマ石巻2月14日~
イオンシネマ新利府2月21日~
イオンシネマ名取2月21日~
フォーラム仙台3月7日~13日
石巻シアター・キネマティカ3月12日~16日