■プロ野球 ヤクルト4ー1広島 練習試合 特別ルールで9回裏も実行(15日 沖縄・浦添)
広島は3年目・新井監督で初の対外試合はヤクルトに逆転負けを喫した。先発・常廣は2回を1安打無失点、4回に二俣のソロアーチで先制。だが6回に4番手・滝田が赤羽に同点タイムリー、8回に5番手・益田が澤井に決勝2ランを浴びた。打線は9安打も10残塁で二俣のソロのみだった。
先攻の広島は1番ショート・韮澤、2番センター・ファビアン、3番ファースト・モンテロ、4番セカンド・二俣、5番レフト・林、6番サード・内田、7番ライト・田村、8番DH・仲田、9番キャッチャー・持丸のオーダーを組んだ。
ヤクルトの先発は2年目右腕・松本健、昨季は3試合に登板し1勝1敗、防御率4.40。1回の攻撃は1死からファビアンが左安打、モンテロも左安打で1死一・二塁とするも二俣は三邪飛、林は二ゴロで先制できず。
先発は常廣、昨季は9月15日・DeNA戦(マツダ)でプロ初登板・初先発し5回を7安打1失点でプロ初勝利。2試合目の9月29日・中日戦(マツダ)は6回を8安打で勝ち負けつかず、1年目は2試合の登板だった。
常廣は1回、先頭・長岡に左安打も茂木を右飛、赤羽と澤井を内野ゴロに打ち取る。2回は濱田を空振り三振、橋本を遊ゴロ、松本直を一ゴロに抑えて降板、2回を20球で1安打無失点で初登板を終えた。
打線は2回、先頭・内田が四球、田村は一ゴロで走者が入れ替わった田村が盗塁死、3回は1死から韮澤が中安打もファビアンとモンテロはともに外野フライに倒れた。
3回、2番手・斎藤は岩田と長岡に安打を打たれ1死一・二塁も茂木を空振り三振、赤羽を右飛に封じる。
4回の攻撃で先頭・二俣がヤクルト2番手・金久保のフォークをレフトスタンドへ運び1点を先制。さらに林と内田の連打で無死一・二塁とするが田村は三直、仲田は空振り三振、持丸は左飛で加点できなかった。
斎藤は4回、澤井、濱田、橋本を3人で退ける。5回の攻撃で先頭・韮澤は右安打、ファビアンに代わった中村貴は空振り三振、モンテロに代わったルーキー渡邉も空振り三振に終わる。
5回は3番手・松本が松本直を中飛、岩田を三邪飛、武岡を一ゴロと三者凡退に抑えた。
だが6回は4番手・滝田が1死から西村にツーベース、自身の暴投で1死三塁から赤羽にセンターへタイムリーを弾き返され1ー1の同点に追いつかれる。
7回の攻撃で2死から中村貴が右安打も渡邉は遊ゴロに打ち取られた。滝田は7回も続投、1死から岩谷に二内安打と自身の暴投で1死二塁とするが武岡を投ゴロ、増田を中飛と勝ち越しは許さず。
8回の攻撃で1死から林が8球粘り四球、代打・矢野が右安打で1死一・二塁とするが田村は一ゴロ併殺打で勝ち越せない。
8回は5番手・益田が先頭・西村にライト線にツーベース、1死後に澤井にストレートを捉えられライトスタンドへ2ランを許し、1-3と勝ち越される。さらに橋本にツーベース、古賀にライトへタイムリーを運ばれ、1ー4となった。
9回の攻撃は仲田は空振り空振り三振、清水は三飛、韮澤は四球、中村貴は二ゴロに倒れた。
9回は6番手・高橋昂也が1死から西村に右安打も伊藤を二ゴロ併殺打に打ち取り試合終了。