麻酔を使って、お産の痛みを和らげる無痛分娩。年々希望する妊婦が増えている一方で、実際に無痛分娩を選択した割合は約1割にとどまっています。海外では7~8割の人が無痛分娩を選択する国もあります。無痛分娩の”後進国”になっている理由とは。
富山市の笹生千紘さん(36)。2月3日に第二子を出産しました。女の子です。今回、笹生さんは「無痛分娩」で出産しました。

産まれたばかりの赤ちゃんを抱きしめると、笹生さんの目から涙があふれてきました。
笹生千紘さん
「1人目の時は泣く余裕もなかったんですけどよかったです。本当に痛くなかった」
夫 尚貴さん
「1人目より全然痛がってないからなんか実感がない」
吉本レディースクリニック 吉本裕子 院長
「これならあと2,3人産めそうだね」
笹生千紘さん・夫 尚貴さん
「良かった。無事に生まれてよかった」
出産から5日目、立春に生まれた赤ちゃんの名前は「さくら」ちゃんに決まりました。

今回は、なぜ「無痛分娩」を選択したのでしょうか?
笹生千紘さん
「1人目の時に陣痛が辛かったこと、産んだ後の胎盤を出すときに癒着してて痛かったので、そのときの恐怖が今でも残っているので…」
