「石川県は過去にトキが生息し、県民からの理解も」

14日の会合では、県内では過去にトキが生息していたことや、いしかわ動物園での飼育経験や一般公開をきっかけに、トキが県民に理解され受け入れられてきた経緯があること、また、トキの餌場となる水田の環境や巣をつくるための森林環境が佐渡と比べても遜色ないとして、2026年9月までを目途に、能登地域でトキの放鳥を行うことが妥当と判断されました。

放鳥を行うのは、佐渡トキ保護センターや全国の分散飼育地で3か月間の順応訓練を行った個体で、過去の放鳥で生存率が高かった6月上旬ごろからを基本とします。

放鳥は1回につき15羽から20羽程度を見込み。複数年にわたって行うことで、自然界での定着を促します。