山形県内ではこのところの雪により農業被害が相次いで確認されています。
 
吉村知事はきのうに続き、きょうも果樹の枝折れ被害などを視察しました。

吉村知事はきょう南陽市を訪れ、リンゴの木の枝折れ被害などを確認しました。

JA山形おきたまの南陽りんご組合で組合長を務める紺野秀一(こんのしゅういち)さんの園地では、雪の重みでリンゴの木の幹が縦に割れるように折れてしまっています。

吉村知事「いやーもったいない。これ樹齢何年くらいですか?」

JAおきたま 南陽りんご組合 紺野秀一組合長「50年以上は行ってますね。倒れなければ、まだまだ生産はいける木でした。無理ですね。もう倒して、新しいの植えるしかない」

紺野組合長は、南陽市内に4つの園地をもち、広さは全体で90アールほどになります。

そのうちおよそ40アールがこの園地で、80年ほど栽培を続けてきました。

しかし、今回の大雪では除雪が追いつかず、園地には枝が折れた木がいくつもあります。

山にある他の園地は一層雪が多く、除雪は難しい状況です。

JAおきたま 南陽りんご組合 紺野秀一 組合長「(山に)行くまでも大変。うちは除雪機があるのでそれで一日がかりで道を作って、それで園地まで行ってきたので、それでも遅れてしまう」

紺野組合長は吉村知事に、農道の除雪や融雪剤への補助などを要望していました。