本州最東端に立つ岩手県宮古市の魹ヶ埼灯台で、長年海を照らしてきたフレネルレンズの撤去作業が行われました。今後はLED化が進められます。
フレネルレンズとは、灯台の明かりを遠くまで届けるための大型のレンズです。
本州最東端に立つ魹ヶ埼灯台のフレネルレンズは、1950年=昭和25年から75年にわたって海を照らし、海上の道しるべとなってきました。
フレネルレンズの撤去は、視認性の向上に加えて長寿命で消費電力も少ないLEDへの交換に伴い行われるもので、14日は施設を管理する釜石海上保安部が作業を行いました。
LED化することで、災害時に停電しても蓄電池に切り替ることで海を照らし続けます。
(釜石海上保安部 大田勝郎次長)
「75年間、三陸の海の安全のために灯りをともしてくれた灯台に感謝します。光源がLEDになり非常に効率もよくなるので、三陸の海を明るく照らして船の事故がないように期待している」
撤去されたフレネルレンズは、市の博物館などでの展示が検討されているということです。