盛岡東警察署は、盛岡市に住む30代の男性がLINEで知り合った人物からの「愛情口座を開設して、一緒に口座取引をしましょう」という言葉がきっかけで、現金105万円をだまし取られていたことを明らかにしました。

この男性は2024年11月、LINEの友達追加登録欄に、突然Aというユーザーネームの相手が表示されたことがきっかけで、Aと知り合いました。Aはその後、自分の顔写真と称して女性の画像を送信。メッセージのやりとりが続くうち、男性はAに好意を抱くようになりました。
その後、Aから「愛情口座を開設して、一緒に口座取引をしましょう。日本円を国際取引所に送金して取引すると儲かりますよ」と持ち掛けられ、Aに勧められるままに外国為替取引ができるアプリをダウンロードしました。
その後、そのアプリを利用して口座開設手続きを進めたところ、取引所の顧客サービスを名乗るBから、取引に必要な現金を入金するための口座として、個人名義の口座を指定され、3回にわたり、合計105万円を振込入金しました。
その後、アプリ上では500万円の利益が出ているように表示されていたため、被害者はAに対し、今回の取引で得られた利益を出金したいと連絡したところ、「もう少し良い相場が続くので待って欲しい」などと言われました。
不審に思った被害者が、Aから送信された女性の画像をインターネットで検索したところ、同じ画像が別人のインスタグラムで登録されていることが判明。
さらに、この取引に関し、送金元金融機関や警察から連絡から連絡があったことにより、詐欺被害が発覚しました。

盛岡東警察署は「SNSを通じて恋愛感情や親近感を抱かせながら投資に誘導し、
投資金名目や交際を続ける名目で金銭をだまし取る手口が多発しています。SNSで知り合った相手から、投資に関するグループトークに招待された場合は、SNS型ロマンス詐欺を疑い、警察に相談して下さい」と話しています。