東京電力は、福島第一原発で、処理水の海への放出を受けて空になったタンクの解体を、14日朝から始めました。

東京電力は、福島第一原発で、13日は強風で作業を延期した溶接型タンクの解体作業を、14日朝から始めました。タンクは処理水の海への放出で空になったもので、タンク1基のふたを5分割にしてクレーンで取り外す作業に入りました。

今後、解体されたタンクはコンテナに収容し、敷地内の一時保管エリアに仮置きされることになっています。解体が予定されているのは1000基余りあるタンクのうち12基で、処理水の海への放出が始まって以降、解体されるのは初めてです。

タンクの解体であいた敷地には燃料デブリの取り出しのための施設を建設する計画です。東電は「ひとつひとつ手順を確認しながら安全最優先で解体を進めていきたい」としています。