大分市にある県立さくらの杜高等支援学校で、一般就労を目指す生徒が作った弁当が定期的に販売され、売り切れ続出となっています。人気の理由を探りました。
学習成果を披露する「さくらSHOP」
支援学校の校内で午前11時、一般の来客で長い列ができていました。お目当ては1食500円のワンコインで提供される「さくら弁当」です。

(利用客)「人気が高くて買えなかったので、きょうはちょっと早めに来ました」
この学校は2022年に開校した大分県内初の高等特別支援学校です。知的障害がある生徒の一般就労率100%を目指し、ほかの支援学校に比べて職場実習の時間を2倍以上に強化しています。
その一環として、2年生は2月から店舗型学習に取り組みます。店の名称は「さくらSHOP」。学習の成果を披露する場として昨年度から始め、オープン日(学校HPで告知)は一般の人も利用できます。主な活動は「弁当販売」と「洗車サービス」で、いずれも500円で提供します。

さくらの杜高等支援学校 小笹匠教諭:
「よりよいサービスを提供するため、自分たちがどのように行動するべきか、自分の役割に責任を持って取り組むことが大きな学びになっていると思います」