アメリカのトランプ大統領と、ロシアのプーチン大統領の会談で、ウクライナ情勢が大きな局面を迎えています。両首脳は、戦闘終結に向けた交渉を始めることで合意しましたが、今後、どのように進むのでしょうか。

トランプ大統領「最初はサウジアラビアで行う」 米・ロ直接会談へ

トランプ大統領
「けさの電話会談は素晴らしかった。1時間以上も話した」

電話の相手は、ロシアのプーチン大統領です。その中身についてもトランプ大統領は自ら語りました。

トランプ大統領
「プーチン大統領が強く言っていたのは、ちゃんと戦争を終結させたいということだ。そう遠くない将来、最終的には停戦に至ることになるだろう」

ロシアとウクライナの戦闘の終結に向けた交渉を開始することで合意したと明らかにしました。

2022年のロシアによる侵攻開始から、まもなく3年をむかえるウクライナ。

バイデン前政権はプーチン氏と直接対話を行わず、ウクライナへの軍事面と財政面での支援に重点を置いてきました。

しかし、今回のトランプ氏の動きは、その政策からの大幅な方針転換となります。

トランプ大統領
「誰もプーチン大統領の考えを分かっていなかったが、私は自信を持って言える。彼は戦闘終結を望んでいる

トランプ氏は今後の交渉について「主に電話でやりとりし最終的には対面で会談するだろう」と話し、プーチン氏との最初の会談は「遠くない将来にサウジアラビアで行う」との見通しを示しています。

一方、ロシア大統領府も…

ロシア大統領府
「プーチン氏はトランプ氏の“交渉によって長期的解決が可能だ”とする発言に同意した」

対面での会談を含め接触を継続することで合意し、トランプ氏をモスクワに招待したと明らかにしました。

では、戦闘終結は、どのような条件でおこなわれるのでしょうか。