明確に一致しないDNA型 鑑定の専門家の意見は

1月31日の法廷

1月31日の公判では、検察側の証人による証人尋問が行われました。

証言台に立ったのはDNA型鑑定を専門に研究する京都大学医学部の名誉教授です。

科学的知見や数学的知見を用いてDNA型鑑定の結果を解析。

その上で「現場に残されていた靴下に付着していた血痕に竹森被告のDNA型が含まれている可能性が高い」と証言しました。

「竹森被告のDNA型と一致している」と断言できない箇所については、「遺留品が古く、DNAの経年劣化で鑑定が困難だったと思われる」としました。

また弁護側の「血痕のDNA型には竹森被告の型とは明確に一致しない部分も存在している」という主張に対しては、「靴下に付着した血痕に複数人のDNA型が含まれている可能性が高い」と指摘。

その上で「検出されたDNA型のうち、竹森被告のDNA型が全体の約95%を占めるため、そのほかの人を特定することはできない」と証言しました。