一方こちらは、岩泉町の龍泉洞です。


夏の行楽地の印象の強いこちらの施設では、16日まで初めての「冬まつり」が開催されていて、敷地内はイルミネーションで彩られています。

(青森から訪れた人は)
「きれいです。初めて青森から来たんですよ。きれいで感動しました」

1年を通じて洞内が10度前後に保たれる龍泉洞は、涼を求めて夏に最も多くの人が訪れます。
しかし2024年は8月に大雨が降り、増水のためおよそ2週間の休業を余儀なくされました。

冬まつりは夏の来場者の減少を補い、冬の龍泉洞の新たな魅力を発信しようと始まりました。

洞内の3ヶ所には初めてランタンが浮かべられ、幻想的な雰囲気を演出しています。
ランタンにはオープニングイベントに参加した人たちの願い事が書かれた短冊が結ばれています。

冬は流れ込む雨水が少なく、地底湖の水の透明度が一年で最も高くなる季節でもあります。

寒さが厳しい冬だからこそ、空気が澄んでその美しさを増す岩手ならではの景色を求めて、この週末、2つの町まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。