ファッションやアパレルの分野でもAI=人工知能を活用です。岩手県久慈市の縫製会社がインバウンド向けの商品の販売にAIを活用する岩手大学との共同研究に乗り出すことを発表しました。

この春から、岩手大学と共同で商品の販売にAIを活用した研究を進めるのは、久慈市の縫製会社「いずみ」です。
12日は、いずみの寿松木亨社長らが会見し、取り組みの概要を説明しました。
自社ブランド「Wappi」で古着の着物を洋服にリメイクして販売するいずみは、インバウンドへの販売促進に向けてニーズの把握や最適なデザインの分析にAIを活用します。
(いずみ 寿松木亨社長)
「うちにできないことをしてもらえる。助けてもらえる。どういうふうになるのかすごく楽しみ」
12日の会見には、「Wappi」のデザインも手がける元お笑いコンビ「ザブングル」の松尾陽介さんも駆けつけました。

AIを活用した取り組みでも引き続きデザインを担当します。
AIは縫製後の検品作業にも活用される予定で、4月に始まる共同研究では年内の試作品の完成を目指します。