制度の利用者「リフレッシュになる」「子どもの社会性が広がっていく」

(制度の利用者)
「週1回だけでも、一日、自分の用事を入れられるのはリフレッシュになる。それも楽しみではある」

(制度の利用者)
「今まで、私一人で家であの子を見ていたので、あの子の社会性がどんどん広がっていく。私も資格の勉強とかしたかったので、すごく助かっている」

1ヶ月に10時間では少ないようにも感じますが、制度の狙いは、何より、子育てで孤立する親への支援です。

核家族が増え、地域のつながりも弱まっている中、保育園や幼稚園に通っていない乳幼児のいる家庭の方が、孤独を感じているというNPO法人調査も。

新年度、名古屋市は、1億7600万円の予算を投じ、ことし秋頃から、市内32の保育園や認定こども園で、1時間300円で子どもを預かります。32か所の保育施設は公募制で、参加する保育園は…

(こどものまち杉村保育園 山田清隆代表)
「子どもをお母さん一人、お父さん一人で育てるのではなく、保育園も含めて社会全体で育てることが、新しい制度の成功につながる」

利用時間が短い、希望者全員が使えるわけではないという課題もありますが、まずは始めてみるという“新しい子育て支援の形”です。