青森県の大間原発で原子力災害が発生した時に対応の拠点となる「オフサイトセンター」についてです。大間、風間浦、佐井の3町村が、宮下宗一郎知事に対して建設場所に関する要望をしました。

大間原発三ヶ町村協議会は12日、宮下知事を訪ね、原発の建設に伴う要望書を手渡しました。

要望で焦点となったのは、原子力災害の対応拠点となる大間原発の「オフサイトセンター」です。

三村県政であった2018年にむつ市大畑地区への立地を決めましたが、おととし、宮下知事は大規模な地震で津波が発生した場合、避難道路が浸水する恐れがあるなどとして建設地を見直す考えを示していました。

これを受け、協議会は「オフサイトセンター」を大間・風間浦・佐井の3町村の中に建設するよう求めていて、宮下知事は「検討課題にする」と回答したということです。

佐井村 太田直樹 村長
「国で(立地選定の)規制があるということなのですが、地元の人しかわからない情報もあるので、しっかり各町村の意見を選定に生かしていただけないかという要望をした」

また、協議会は避難道路の国道279号と338号について津波で寸断されるおそれがあることから、バイパス化の早期着工を改めて求めました。