日本時間15日、ドジャースのキャンプは3日目を迎え、大谷翔平(30)、山本由伸(26)、佐々木朗希(23)らがそれぞれ調整を行った。

この日は練習前に、フリードマン編成本部長が取材に対応し、二刀流復活に向かう大谷について語った。

「私たちはただ、彼(大谷)の成長を見守るだけだ。彼の回復を見守り、良い状態を維持し、前進し続けると確信している。だが、私たちが目標期日を決めるのではなく、その過程の中で期日が決まっていくのだろう」と復帰のタイミングについて慎重な姿勢をみせた。さらに同じ試合での投打“二刀流”の起用について「もちろんだ」と活躍を期待。

また完全復帰へのプランについては「我々はデータを持ち合わせていない。だから積極的な話し合いが必要だ」とし、「彼は未知の領域だ。やっていることが非常にユニークであり、最も才能のある選手だ。彼が流れに乗るまでは答えられないような質問も出てくる。だから常にコミュニケーションを取りながら、物事の成り行きを読んで反応できるようにしていかなければ」と前例のない事象だとし、その思いを語った。

さらに今季は大谷、2年目で開幕投手の大役に向かう山本に加え、新加入の佐々木の活躍も期待される。「何よりもまず、私たちは勝利を目指している。日本人選手3人に関して言えば、できる限り有効なロースターを作ろうとしている」とし、山本については「1年間一緒にいたことで、彼のことをよりよく理解できるようになった」と信頼を置く。佐々木については「登板後に彼がどのように回復するのか、あまり感触をつかんでいない。だから、何が理に適っているのかを見極めるために常に連絡を取り合っていなければ」とこれから理解を深めていくことになりそうだ。