青森県五所川原市で開かれた小学生のスキー大会です。少子化などで出場する子供たちは減っていますが、子どもが活躍できる場を作るために地域の人が力をあわせて大会を守っています。

あすなろ記念スキー大会は、五所川原市の嘉瀬スキー場を会場に小学生がアルペン・クロスカントリー・ジャンプの3つの種目で競い合います。

今年で40回目を迎える歴史ある大会で、いま課題となっているのは出場者の減少です。ピーク時は100人を超えていましたが、近年は20人前後。

11日は県内外の児童19人がはつらつとしたプレーを見せました。

※秋田市から出場した児童
「とても楽しくて良かった」

※青森市から出場した児童
「前よりもちょっと早く走ることができた。来年もタイムや順位を縮めたい」

大会を運営する嘉瀬スキークラブは、子どもたちの成長が地域を活気づけるとして、メンバーが力をあわせて大会を守ってきました。

※嘉瀬スキークラブ 棟方美暢会長
「社会人になっても『あの大会に出たんだ』『何番になったんだ』とよく自慢しているので、子どもたちが大人になったときのためにも大事にしていきたい。出場選手が残り1人になるまで続けていきたい」

児童たちは大会を通して競技の楽しさを実感し、”また来年“表彰台を目指して練習に励みます。