神社の参道を駆け抜ける「福男・福女決定戦」が、高原町の狭野(さの)神社で行われました。

直線の参道としては日本一長いと言われている高原町の狭野神社の参道。

11日は1300メートルの参道のうち、およそ400メートルを舞台に「福男・福女決定戦」が行われました。

今年は、去年の85人を大きく上回るおよそ200人が、県内外から参加しました。

(夫婦で参加)「なんかご利益があるかなと思って(参加した)家内安全と」「商売繁盛と金運アップとなんでもです」
(参加者)「今回初めてでちょっと緊張するんですけど、1位とれるように頑張ります」
(記者)「秘策というか作戦はあるんですか?」
(参加者)「秘策というか、もう僕は根性ですね。最後の粘りが大事かなと思っています」
(小学生6人)「一番目指して頑張るぞ!お~!」

決定戦は小学生低学年の部と高学年の部、それに一般の部が、それぞれ男女別で行われました。

まずは、一般男子の部がスタート。

50人ほどの参加者が全力で参道を駆け抜けます。

ゴールで福男をつかまえるスタッフたちも準備万端です。

そして、見事、一番福を手にしたのは、小林市の中学3年生、志水泰史さんです。

(一般男子の部 一番福 中学3年・志水泰史さん)「疲れました。なんとか1位になれてよかったです」

ほかの参加者たちもこの様子。

(高校生)「きついです。きつすぎです」
(高校生)「こけちゃいました」
(参加者)「楽しかったです。また来ます」

次に行われた一般女子の部では地元、高原町の中学3年生、内田京香さんが、見事、一番福となりました。

(一般女子の部 一番福 中学3年・内田京香さん)「階段が大変でした。来年はもう大丈夫…」

その後も小学生低学年の部と高学年の部が行われ、子どもたちが元気いっぱいに参道を走りました。

(小学生低学年の部・一番福)「抑えきれないほどうれしいです。今年もいい1年にしていきたいです」
(鹿児県から参加した小学生)「3番でした。悔しかったです。来年は1位がとれるように頑張りたいです」

子どもから大人まで、全力で参道を駆け抜けた、「福男・福女決定戦」。

各部門の上位3位には商品券などのプレゼントが贈られました。

(一般男子の部 一番福 中学3年・志水泰史さん)「うれしいのひとことです。(今年は)高校生になるので、部活野球をするのでそこでレギュラーになれるように頑張ります」

(一般女子の部 一番福 中学3年・内田京香さん)「いいことがあってほしいです。(きょうは)温泉でゆっくりしておいしいものを食べに行きます」

去年から始まった「福男・福女決定戦」。
主催者は恒例行事にして町を盛り上げたいと意気込んでいます。