見積書なく「口約束」の可能性も “お金の証拠”での立件は難しい?
しかし、証拠は残っているのでしょうか?
亀井弁護士によると、過去の収賄などでは、記憶の整理のためにメモなどが残っていたことが多いということです。また、スマホやパソコンのデータは削除しても復元が可能。パソコンごと破棄・壊すなどしていた場合は、“証拠隠滅”として逆に逮捕につながるというのが亀井弁護士の見立てです。
一方で園田名誉教授は、「選挙は忙しいので見積書を作らず口約束で仕事を始めることも多い」といいます。そのため、見積書などの証拠から買収を立件するのは難しい可能性もあるということです。