「趣味で集めたモノ」が想定外の高値
3時間かけて合計40点の査定が完了。
その買取金額は…
『買いクル』高梨さん:
「10万4210円」
依頼主・田中さん:
「えー!そんなに行くんですか?」
査定内容をいくつか紹介すると、
▼大型の置き時計⇒取引が少ないため2000円
▼革ソファー(3人掛け)⇒破れがあるため1000円
▼ピアノ⇒2500円
▼ロイヤルコペンハーゲンの皿10枚⇒7800円
▼薪ストーブ⇒1万5000円

そして最も高い値が付いたのは、趣味で集めていたモノ
▼エアーガン(レプリカ)⇒2万5000円
▼銃剣(〃)⇒2万2400円

田中さんも、「細かいところまで1点1点査定してもらえた」と大満足でした。
(※期間内であれば法律に準ずるクーリングオフが可能です)
買取品の「売り方」も斬新
では、買い取った品はどうやって売るのか?

とある倉庫に行ってみると、家電や家具、ぬいぐるみに置物、使いかけの香水まで!買取品が山のように置かれています。
中には、箱が完全に潰れているおもちゃも。

THE TIME,マーケティング部 新名真愛部員:
「怒られるかもしれないんですけど、ガラクタにしか見えない…。箱が潰れていても大丈夫なんですか?」
『買いクル』八千代佐倉店 柳田大志さん:
「中が未使用なので、大丈夫という方もいます」
そしてスタッフが商品を台の上に並べ、スマホで撮影を開始。
一体どういうことなのかというと…
「メルカリ」や「ヤフオク」に出品するため!
『買いクル』は“店舗を持たない”ため、【買取品は大手フリマサイトなどで販売】しているのです。
“無店舗”フランチャイズで急成長
新規に店を構えると、初期費用は通常1000万円前後かかりますが、『買いクル』は“無店舗”で始められるため、初期費用は198万円。
運営会社『RC』代表取締役 大堀直樹さん:
「商売をするのに、先に“箱”を作るだけで500万も1000万円もかかる。そのお金はできれば事業運営のランニングコストや、仕入れの代金などに充てたいわけじゃないですか」

さらに加盟金も「月10万円」の固定ということでフランチャイズ契約が増え、現在127店舗にまで広がっているといいます。
“アポなし訪問”や“突然の電話”は要注意
便利な「出張買取」ですが、一方で悪質な訪問買取による相談件数も増加しています。

国民生活センターの加藤良太さんによると、
▼突然訪問して買い取りを求める
▼電話で「なんでも買い取る」など抽象的な話で訪問を持ち掛ける
こういった事業者は要注意。
また、家族や友人など複数人での対応も対策になるとのことです。
(THE TIME,2025年2月7日放送より)