人手不足解消や仕事を求めるシニア世代などの就労支援のため、きょう山形市で県内最大規模の就職面談会が行われました。
有効求人倍率は比較的高いものの、思うように採用されないアンマッチが生まれている現状もありました。

この面談会は、ハローワークやまがたや山形労働局などが毎年開催しているものです。
きょうは県内に事業所がある103社が参加し、企業の担当者が訪れた人たちに業務内容などを説明していました。

去年12月の有効求人倍率は1.34倍と高水準を維持していますが、なかなか求める仕事に就けないアンマッチも発生しています。

山形市に住む小山忠男さんは、これまで板前として働いてきたほか、飲食業でも仕事をしてきました。
退職し新たな仕事を探していました。
小山忠男さん「年金は食べていけないくらいの年金。病院代もかかるし、一生懸命やっていると思うが、(仕事探しは)なかなか難しい」

物価高や医療費の負担が増す中、年金だけに頼るのは厳しいということです。
しかし、資格や経験があっても、年齢を理由に採用を断られるケースもあり、有効求人倍率が高水準と言われても職探しは簡単ではないようです。