企業の倒産件数が33か月連続で増加し、今年度1年間では、1万件を超える可能性が出てきました。

帝国データバンクによりますと、1月の全国の企業倒産は、去年と比べて130件多い830件となりました。

倒産件数が前の年を上回るのは33か月連続で、1月の倒産が800件を超えたのは、2014年以来、11年ぶりです。

▼人手不足などを背景に、サービス業の倒産が200件を超えたほか、▼物価高による節約志向の高まりで、小売業の倒産は去年より30%以上増えました。

価格転嫁や集客に課題がある小規模事業者の倒産が増えていることから、調査した帝国データバンクは、「2024年度は1万件超えの可能性が出てきた」と分析しています。