広島市教育委員会は、教育研究団体の預金口座から113万円あまりを横領したとして、広島市立小学校の校長を懲戒免職にしたことを明らかにしました。

市教委によりますと、広島市安佐南区にある小学校の校長(59)は、去年5月から9月までの間に、会計担当を務めていた教員が参加する研究団体の預金口座から、複数回にわたってあわせて113万7993円を横領していたということです。

研究団体は所属する教員から徴収する会費で運営されていて、校長はこの団体の会計担当でした。

市教委によりますと、校長は借金返済のためにはじめに30万円を引き出し、さらに、ギャンブルで補填しようと、20回以上現金を引き出したということです。

校長は既に全額を返済しているということです。

市教委は「今後、教職員の服務規律の一層の徹底をはかり再発防止に取り組んで行きます」としています。