■なだれの驚くべき ”スピード”
表層雪崩は、時速100〜200kmと新幹線並みの猛烈な速さで落下し、発生地点から遠く離れた場所まで到達する恐れがあります。また、全層雪崩でも時速40〜80kmと自動車並のスピードで落下します。
人命に関わる雪崩災害は毎年のように発生しています。雪の多い地域の方はもちろん、登山やスキーなどのレジャーで多雪地域を訪れる方も、雪崩の危険性を十分認識しておく必要があります。
雪崩は、スピードが速く、発生に気づいてから逃げることはほぼ不可能です。雪崩が発生しやすい場所、前兆現象を知っておくことが重要です。
■雪崩が起きやすい場所
急な斜面、低い木や草しか生えていない斜面など
■雪崩の前兆現象
急な斜面や尾根から雪が張り出している雪庇(せっぴ)や雪の斜面の亀裂など
大雪の際は、様々な危険があることを認識しましょう。