東北電力は、東通原発の津波対策を強化するために、原子炉建屋(げんしろたてや)周辺の敷地を最大で5mほどかさ上げする方針を発表しました。

東北電力は、7日に開かれた国の新しい規制基準への適合審査で、原子力規制員会に新たな津波対策を説明しました。

それによりますと、東北電力は原子炉建屋周辺の北側と南側の敷地の高さを現在の13mからかさ上げし、最大で18mにすることを検討しています。

東北電力は現在、敷地に押し寄せると見られる津波の高さを、最大12.1mとしていて現状の敷地の高さでも、到達しないとしていますが、今回の対策で、より安全性を高める計画です。

東北電力は今後、かさ上げした敷地の高さや、造成する範囲などについて詳細を検討する方針です。