■“写真撮る”だけでポイント「キャッシュマート」

さらに、撮るだけでポイントをゲットというものもあるんですね。

写真を撮るだけでお金が貯まる「キャッシュマート」というアプリです。身の回りの物などの写真を撮るだけでポイントに変わると。これもAmazonギフト券など様々なものに交換することができます。これまでも、レシートを撮って送るサービスはありましたが、キャッシュマートでは、▼冷蔵庫の中身 ▼ドライヤー ▼自家用車 ▼親子丼 なんていうものもあります。これを送ってくださいと、指定されたものを送ります。

キャッシュマート本村代表は
「ユーザー数は50万人以上です。ここ最近の値上げの影響で、ポイントが注目されているため利用者が急増しています」とコメントをしています。

実際、私も登録してやってみたんですけど、本当に詳細に、例えば何十代なのか、どこに住んでいるのか、年収や学歴などいろいろな情報を入れるので、どういう人が商品を利用しているのかがわかる。いわゆるビッグデータになり、企業にとってもプラスになるようなポイントになっていきそうなんです。

井上キャスター:
そこまでしても企業としては、この顧客データが相当な価値を持つってことですよね。

食べチョク代表 秋元里奈さん:
新商品の開発の時に、何十万、何百万円かけてリサーチしているので、そこの費用をこういったところから出している。アンケートとかで聞いちゃうと恣意性が出ちゃったりする中で、こういう自然体の生活を見るニーズっていうのは根強いだろうなと思います。

■“不満を書く”だけでポイント「不満買取センター」


南波キャスター:
あなたの不満、買い取ります!「不満買取センター」
商品やサービスに対する不満を投稿すると、ポイント付与。ショッピングギフト券に交換することができます。

これも、私が登録して先ほど投稿しました。

ホランキャスター:
何を投稿したんですか。

南波キャスター:
ラーメン屋さんに並んでいたときに、前の方にちょっと割り込まれたことがありまして。1人割り込まれると、ロットが変わると、20分ぐらいずれちゃうというパターンがあって…

ホランキャスター:
それは正しい不満ですね。

井上キャスター:
ラーメン屋さんにクレーム出した方がいいですよ。

南波キャスター:
でも、店名も載せられるんです。どこのどういうお店か、結構詳細に書くので、企業側やお店側もすごく活用できるのかなというふうには思います。

井上キャスター:
番組側へのクレームもここに出せるってことですよね?

南波キャスター:
そうです。

ホランキャスター:
みなさん、大丈夫です。書かなくても、みんな感じ取ってるんで大丈夫。

井上キャスター:
いや全部見ますよ。

食べチョク代表 秋元里奈さん:
良い声は書けないんですか?

南波キャスター:
これは不満のみです。1日10件までしか投稿できないんですけど、もう私6件ぐらい投稿しちゃいました。

ホランキャスター:
結構あるじゃない。

南波キャスター:
こんな声もあります。


「この前買った掃除機がすごく使いにくい」
「色落ちしないとあったのに一度の洗濯で色落ちした」

これらは、AIが査定してポイントと交換します。商品開発が主な目的ですから、より役に立ちそうな不満ですと、よりポイントが多くもらえるというものです。新商品やサービス向上などに活用されるということで、アプリ登録者数約71万人。

「不満買取センター」の担当者に話を聞くと
「夫の帰りが遅い」などの日常生活の不満に加えて、テレビ番組に対する不満も全て買い取ります」ということでした。

井上キャスター:
でもクレームはお宝の山ですよね。ある意味企業にとっては。

食べチョク代表 秋元里奈さん:
使う側からすると、いい声を言えた方が、テンション上がりそうですよね。何か不満を書いてると気持ちが沈んじゃうから、いい声を投稿できると、使っていても楽しくなりそうと思いました。でも、いい声よりもやっぱり、悪い声を企業側は聞きたいというのがあると思います。