「師弟同行」高橋さんが伝える剣道の精神

自分を導いてくれた恩師のように、剣道の魅力と厳しさを伝えています。

剣道六段の人:
「普段は優しいですが、稽古になれば厳しいです。容赦なく打たれます」
稽古に参加した4人:
「教え方が上手、かっこよくてびしっと真ん中にあたる。立ち姿かっこいいなといつも思っています。構えがかっこいい。360度いいみたいな。あ~わかる。どこにも隙がない!」

どんな相手に対しても真剣勝負。それが、礼を重んじ相手を尊重する剣道の大切な精神だからです。

高橋昭博さん:
「『師弟同行』という言葉がありますが、お互い真剣にやることでお互いが成長しあえるのが剣道の非常にいいところ。それを皆さんとやれたらなと思っている」

高橋さんのさらなる目標は…。

剣道八段 高橋昭博さん:
「体の続く限り自分の目指す剣道を実現するために頑張っていきたいし、こういう素晴らしい剣道をできるだけ多くの人たちに味わってほしい。日本人の心を学ぶような武道ですので、多くの子どもたちに、大人も含めて皆さんに剣道を楽しんでもらいたい」

剣道八段の実技審査は、わずか1分から2分程度の立ち合いで技の熟練度を試される厳しい内容となっています。現在、宮城での取得者は高橋さんを含め5人だけです。高橋さんが師範を務める仙台市武道館では、週に2回水曜日と金曜日に稽古会が開催されているということです。