気仙沼市で津波総合防災訓練が行われ、参加者が津波の襲来を想定し高台に避難するなど対応を確認しました。

訓練は三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の大地震が発生し大津波警報が発表された想定で行われました。

内湾地区では津波発生時に堤防の役割を果たす陸閘を閉鎖したほか市の職員らが避難してきた車を高台に誘導しました。

また、新月中学校には避難所が開設され生徒たちが、避難してきた地域住民の受け入れや食料物資の配布、負傷者の救助などに取り組みました。

参加した中学生:「私は震災の年に生まれて避難所の経験したことがなくて(災害時は)冷静に判断する大切さを学んだ。」

訓練には市民およそ3000人が参加しました。市は今後も訓練を続け市民の防災意識の向上に努めていきたいと話しています。