剣道の段位で最高峰となる八段の合格者が、宮城県で6年ぶりに誕生しました。合格率はわずか0.8%、狭き門を潜り抜けた剣の達人に迫りました。

宮城で6年ぶりの八段になった達人とは?

気迫に満ちた技を繰り出すのは、仙台市の高橋昭博さん(69)です。去年11月剣道八段への合格を果たしました。剣道歴56年でたどり着いた最高峰の段位です。

剣道八段 高橋昭博さん:
「やり切れたなという思いが強かったです。自分の目指したことができたことの喜びが強く合格したということでほっとした」

初段から始まる剣道の段位で八段は、最高峰にして最難関。七段取得後に10年以上の修業を積んだ46歳以上の人にだけ受審資格が与えられます。県内での合格者は実に6年ぶりです。

去年の審査会では、全国から1000人以上が受審し、合格者はわずか9人。合格率は0.8%でした。