雪の見通しなどについて気象予報士の東さんが解説します。

まずは現在の積雪の深さから見ていきます。午後5時現在の雪の深さですが、やはり山地を中心に濃い青色となっていまして、20センチ以上、場所によっては40センチ前後の積雪となっているところもあります。

平地の方に目を向けても、四万十市あたりは海岸線のところまで白色がついていまして、雪が積もっていると考えられます。そのため、現在既に道路の状況が悪くなっているところもありそうです。

この先さらに雪の量が増えていきます。予想される24時間降雪量です。いずれも多いところですが、5日の夕方までの24時間で平地で10センチ、山地で40センチ。6日の夕方までの24時間では、平地で10センチ、山地で20センチ。さらに金曜日までで平地で3センチ、山地で20センチです。

もし同じような場所で雪が降り続いた場合、単純に足し算となりますので、3日間で言いますと、40+20+20で、3日間で80センチの雪が降る可能性があります。この点に注意してください。

この先、短時間のうちに雪の量が増えていく可能性があります。注意すべきポイントがこちらです。

5日以降、交通障害が発生する恐れがあります。交通機関の乱れ、既に運休などが発表されている列車もありますので、時間に余裕をもって行動してください。

雪道を運転する場合、スリップやスタックなどで車の立ち往生が発生する恐れがあります。それを未然に防ぐためにも、冬用タイヤやチェーンの装着など、自分の身をしっかりと自分で守るようにしてください。

自分の身を守ることも大切ですが、同時に最新の情報をこまめに確認することも重要です。今回はこちらのサイトを見てほしいのですが…。

日本道路交通情報センターのホームページですが、こちらで高知県の道路の状況がリアルタイムでわかるようになっています。例えばこちら、国道197号、梼原町の道ですが、雪が積もっているということで、路面の状況はかなり悪くなっていることが想定されます。

青色の線が見えると思いますが、現在、高知県には青色の線はかかっていません。この辺り、愛媛県県境付近は、冬用タイヤなどを装着しないと走行できない状況になっていますので、こういったサイトをうまく活用して、道路状況をこまめに確認をするようにしてください。

(気象予報士・東杜和)