岩手県は4日2025年度の一般会計当初予算案を明らかにしました。総額は7329億円で、人口減少対策に加えインバウンドや輸出の拡大に重点を置いています。

(達増拓也岩手県知事会見)
「令和7年度の当初予算案は『世界に開かれたいわて地方創生予算』と名付けました」

達増知事はこのように述べ2025年度予算案の内容を明らかにしました。
新年度予算案の総額は7329億円で、2024年度の7322億円とほぼ横ばいです。
歳入は2024年度あった定額減税がなくなることで個人県民税が43億円あまり、円安を背景に輸出関連企業の業績が好調だったことで法人事業税が51億円あまり、それぞれ増加しました。

県税は2024年度を100億円以上上回る、1367億円と見込んでいます。
これに対して歳出はみちのく潮風トレイルの受入態勢強化などインバウンドの拡大に2億4千万円を計上したほか、ジェンダーギャップの解消を目指しながら人口減少対策につなげる事業などが盛り込まれました。

2025年度予算案は14日に招集される県議会2月定例会に提案されます。