県内で生産される米のおよそ6割を占める八重山で、田植えが始まりました。

田植えを行ったのは石垣市崎枝で稲作を営む大濵永太郎さん(69)です。

大濵さんは先月30日、15センチほどに成長した「ひとめぼれ」の苗を田植え機に積み込み、青空が広がるなか水を張った田んぼに植え付けました。

大濵さんによりますと、年末年始の日照不足と先週までの冷え込みで苗の生育が遅れ、例年より1週間ほど遅い田植えとなったそうです。

▼大濵永太郎さん(69)
「例年に比べて苗作りは非常に苦労したけど、長年の自分の経験があり、経験を生かしながらあの手この手を尽くしながら良い苗ができました」

県内産の新米も値上げが決まっていて、大濵さんは「肥料の高騰などで値上げせざるを得ないが理解していただきたい」と話していました。