青森県立中央病院と青森市民病院を統合してできる、新たな病院についての有識者会議が開かれ、委員からは災害発生時に機能不全に陥らないよう求める意見が上がりました。
有識者会議では、公表された基本計画案を県と青森市の担当者が説明しました。
計画案では病院棟は地上9階建て程度が想定され、事業費は概算で最大966億円と見込まれています。
出席した委員からは、物価高騰による事業費の増加を考慮した上で、基幹災害拠点病院の機能を確保することや、県が想定する大規模地震の際にも機能不全に陥らないように求める声が上がりました。
※県・大山力病院事業管理者
「きょうのご意見は多方面から親身になって提案、質問いただいた。全てが新しい統合新病院をつくるにあたって貴重な意見になる」
県と市は2日の意見を踏まえ、今年度内に基本計画を策定し、2032年10月の開院を目指しています。