今年の節分は2月2日です。
節分は2月3日と日付で覚えている人も多いと思いますが、実はこの日付は固定ではありません。どうして今年は2月2日になったのでしょうか?

「鬼」に扮した気象予報士の井上さんの解説です。

どうやって節分の日を決めているのか…。

まず「節分」は、暦上で季節を分けるという意味で、この日を境に冬から春に変わり、節分の翌日は必ず「立春」です。つまり、立春が決まると、その前の日が節分に決まるのです。

では立春はどうやって決まるのか?
地球が公転軌道上のどこにいるかによって「冬至」や「春分」が決まります。その間に「立春」がきて、その前日が節分となるのです。

一年は365日ですが、実際に地球の公転周期は、365日と「6時間弱」。この6時間弱のずれが、節分の日の移動を起こす原因なのです。

どんどんずれていったら、季節とカレンダーが合わなくなるので、うるう年で調整するのです。4年に1度1日増やすと、だいたい元の状態に戻すことができるのです。

そういうことで、今年の豆まき、恵方巻は2月2日日曜日となりました。ちなみに、この前に節分が2日になったのは、4年前の2021年、さらにその前は明治30年でした。