子どもたちが長い数珠を回して無病息災を願う伝統行事「八日念仏(ようかねんぶつ)」が1日、松本市で行われました。
八日念仏は、松本市の島立荒井(しまだちあらい)地区で2月8日前後に行われている伝統行事です。

地元の小学1年から5年までの12人が民家を訪ね、住民と輪になって念仏を唱えながら、長い数珠を回しました。
八日念仏は、江戸時代に一帯に疫病が広がった際、立ち寄った僧が数珠を与えて住民を勇気づけたのが始まりとされ、明治の初めころから子どもの行事として継承されてきました。

子どもたちは1日でおよそ50軒を回り、各家庭の健康と幸せを祈ったということです。