高病原性鳥インフルエンザウイルスの発生によって、盛岡市の2つの養鶏場で進められている防疫措置は、31日までに殺処分されたニワトリの埋却と農場の消毒が終了する見込みです。

岩手県内の養鶏場は今年に入って相次いで計5例の高病原性鳥インフルエンザウイルスの発生が確認されています。1月22日には盛岡市の2つの養鶏場で4例目と5例目が確認され、ウイルスのまん延を防ぐため防疫措置が進められています。

県によりますと、29日までに2つの養鶏場で飼育されていた計約66万2000羽のニワトリの殺処分が終了していて、31日までに処分したニワトリの埋却や農場の消毒作業が完了する見込みだということです。
今後も発生農場ごとに消毒や野鳥の侵入防止などの対策が行われ、異常が確認されなければ、国と県の協議により早ければ2月21日にすべての制限区域が解除される見込みです。