関学の反撃ムードを断ち切った報徳
それでも差は19点、サイドの変わった後半、風上にまわって反撃を試みる関西学院。キックを上手く使って報徳陣内まで攻め込みます。しかし、大事な場面でラインアウトが安定せず、なかなか有効な攻撃につなげることができません。逆に報徳は、この関学ラインアウトのミスを得点に結びつけます。直後のマイボールスクラムから攻撃を仕掛けると、自陣から一人一人がしっかりと前に出て確実にボールをつないでいきます。
そして後半6分、最後は報徳らしい細かなパスの交換の連続からSO平賀選手がトライ、関学の反撃ムードを完全に断ち切りました。報徳は、さらに後半13分にも、途中出場の橋野環選手のトライで5点を追加、36対7として勝負の行けを決定づけました。このあと関西学院も1トライを返しますが、反撃もここまで高い集中力と、関学のミスを見逃さず確実に試合の流れものにした報徳学園が36対14で関西学院に勝利、10年連続の兵庫県新人大会優勝を果たしました。














