節分前の31日、山口県山口市の園児が、鬼が苦手とされるイワシの調理を体験しました。



体験したのは、山口市の野田学園幼稚園の年中の園児75人です。



市内の料理店「いちやなぎ」の料理人が、包丁を使わず中骨をとる手開きの技を子どもたちに伝えました。

鬼はイワシのにおいが苦手とされ、節分の日にヒイラギと一緒にイワシの頭を玄関や門にかけておくと鬼が去ると言われています。

園児らには、頭とはらわたをのぞいたイワシが1匹ずつ渡され手ほどきを受けました。



園児たちはしっかりと指を入れて中骨を外していました。



子どもが食べやすいようにと、腹骨をすいてから塩こしょうで味付け。



グリル焼きにして提供されました。



園児
「おいしい!」
「最高!自分でさばいたから」

園によると、家庭で魚を食べる機会が減っているためか魚を嫌がる子どもも多いそうです。



この日はみんなうれしそうに味わっていました。

いちやなぎ 一柳達也 社長
「実際魚ってこういったものなんだよ、これが命をいただくってことなんだっていうことをすごく感じていただきたいなって思います」

鬼は苦手なイワシですが、子どもたちは気に入ったようです。