存続か廃線か、今後のあり方が議論されている山口県岩国市の錦川清流線について
意見を聴く会が開かれ、これまでに出された4つの素案の具体的な収支予測を検討しました。

「意見を聴く会」では錦川清流線の今後について現状維持、上下分離方式、廃線によるバス転換など4つの案を検討してきました。

今後10年間のそれぞれの案の収支を予測し、市の負担額を比べた上でメリット・デメリットを示し意見を求めました。

収支予測の具体的な数字は外部には公表していません。

第三セクターで運営する錦川清流線は沿線の人口減少で利用者が減り、毎年1億円前後の赤字を岩国市が補填しています。

市は、「いずれの案を選択しても黒字化は期待できない」と分析しています。

収支予測によると上下分離方式は市の負担が少なく、一部廃線してバスに転換する案が最も市の負担額が多いとみています。

意見を聴く会は今回が最後の開催で、今年度末までに報告書をまとめて4月以降に公表する予定です。