「60歳以上が主力に」変化を乗り越えるための“新戦力”
熊本県内で25店舗を展開するスーパー「ロッキー」。今年3月末までにさらに3店舗を出店する予定ですが、全従業員の半数が50歳以上です。
ロッキー 永野高明総務部長「(新規雇用者は)60歳以上が主力になる時代がすぐそこまで来ている」
その対策として3年前から全店舗で取り組んだのが、掃除ロボットと、蛍光灯よりも明るいLED照明の導入です。

高齢者は視力が弱くなって明るさを感じにくく、モップ掃除の時に滑って転ぶ従業員もいたことが理由です。従業員も効果を感じています。
60代従業員「ロボットに任せられるので、自分たちで掃除するのは何かがこぼれ時だけ。とても助かっている」
さらにソフト対策にも力を入れます。従業員用の休憩室ではポスターで注意を呼びかけ、AIアバターを使って体力づくりを促す取り組みも今年から始めました。

こうした取り組みで、以前にはこの店舗で年に1件はあった転倒労災事故が、現在はほぼなくなりました。