赤色灯の点滅の仕方で緊急走行かどうかがわかる、聴覚障がい者に配慮した新たなパトカーの運用が30日から愛媛県内で始まりました。

運用が始まったパトカーは、聴覚障がい者などサイレンの音が聞こえない人にも、パトロール中か緊急走行中なのか判別できる新たな赤色灯が搭載されています。

その光り方を見てみると、緊急走行する際はこれまで通り0.5秒間隔で光りますが、新たな赤色灯はこの点滅パターンに加え、パトロールする際は2秒周期で光らせることが可能になりました。

見比べてみると、違いは一目瞭然。

ホタルのように点滅しているときは、パトロールしている時です。

愛媛県警警務課 西上修装備管理官
「光り方が異なることを知っていただいて、聴覚障害ある方をはじめ県民のみなさまの安全・安心な愛媛づくりに活かしていきたいと考えている」

この新たなパトカーは、去年10月から全国的に導入が進められていて、愛媛県内では車両の更新に合わせて、今年度中に19台配備する予定です。