30日、気象庁は、2月5日から13日にかけて「低温と大雪に関する早期天候情報」を発表しました。

早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。

まず、低温に関する早期天候情報については、東北、関東甲信、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州北部、九州南部・奄美、沖縄地方に発表されており、いずれも、2月5日頃から『かなりの低温』となっています。

▼東北地方 2月5日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.1℃以下
▼関東甲信地方 2月5日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -1.9℃以下
▼北陸地方 2月5日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.0℃以下
▼東海地方 2月5日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.0℃以下
▼近畿地方 2月5日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.1℃以下
▼中国地方 2月5日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.3℃以下
▼四国地方 2月5日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.4℃以下
▼九州北部地方 2月5日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.5℃以下
▼九州南部・奄美地方 2月5日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.5℃以下
▼沖縄地方 2月5日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.5℃以下

大雪に関する早期天候情報については、東北日本海側、長野県北部・群馬県北部、北陸、岐阜県山間部、近畿日本海側、山陰に発表されており、2月4日頃からは冬型の気圧配置が強まるため、いずれも2月5日頃から大雪と予想されています。

▼東北地方 日本海側 2月5日頃から 大雪
大雪の基準:5日間降雪量平年比 155%以上
▼関東甲信地方 長野県北部・群馬県北部 2月5日頃から 大雪
大雪の基準:5日間降雪量平年比 167%以上
▼北陸地方 北陸 2月5日頃から 大雪
大雪の基準:5日間降雪量平年比 209%以上
▼東海地方 岐阜県山間部 2月5日頃から 大雪
大雪の基準:5日間降雪量平年比 192%以上
▼近畿地方 日本海側 2月5日頃から 大雪
大雪の基準:5日間降雪量平年比 276%以上
▼中国地方 山陰 2月5日頃から 大雪
大雪の基準:5日間降雪量平年比 248%以上

また、上空1500メートルの寒気の予想によりますと、今日30日(木)には全国的に氷点下6度以下の寒気が覆っていますが、2月2日(日)から3日(月)にかけては、一旦寒気が後退。

その後、5日(水)にかけては、日本海側を中心に、さらに強い氷点下12度以下の寒気が流れ込む予想となっています。

気象庁は、農作物の管理や水道管の凍結等に注意するとともに、除雪などの対応に留意してくださいと呼び掛けています。

引き続き、最新の気象情報を確認してください。