日之影町の伝統工芸品「竹細工」。日之影の生活文化を芸術的価値にまで高めたと言われているのですが、このほど、新たに竹細工の資料館が完成しました。

生活の様々な場面で使われてきた竹細工。

日之影町のコミュニティセンターに併設される形で完成した竹細工資料館には、「竹かご」や「ざる」などおよそ50点が展示されています。

展示されている作品の多くが「現代の名工」に選ばれた竹細工職人、故・廣島一夫さんが手掛けたものです。

こちらは、シイタケの収穫に使われた「ナバトリホゴ」。
そして、こちらは川でコイをつかまえる仕掛けとして使った「コイヒビ」です。

資料館を管理する日之影町観光協会では、竹細工の良さである、使われる中での美しさ「用の美」を感じてもらえればと話しています。

竹細工資料館の入場料は、高校生以上は200円、小中学生は100円ですが、1月いっぱいは、いずれも無料となっています。