来年春卒業予定の学生などの採用内定が1日解禁されました。こうした中、半導体大手のキオクシア岩手は3日、北上市で3年ぶりに対面での内定式を行いました。来年には新たな製造棟も竣工することから、新戦力への期待が高まります。

(キオクシア岩手 柴山耕一郎社長)
「この領域では負けないよ、そういう自信が持てる何かを持って入社していただくことを心待ちにしております」

 キオクシア岩手の内定式は北上市内のホテルで行われ、来年春入社の高卒を除く内定者58人が出席しました。
 キオクシア岩手は3次元NAND型フラッシュメモリの生産規模を拡大するため2棟目の施設を建設中で、来年の竣工を目指しています。市場の成長を見据え、来年春の採用予定者はあわせて228人と今年よりおよそ100人増やしました。
 式では柴山耕一郎社長が「自覚と責任を持ち、より一層充実した日々を過ごしてください」と代表者に内定通知書を手渡し、激励しました。

(キオクシア岩手内定者・小野みもなさん)
「部署の紹介もしていただいて対面で交流することができてよかった」
(同・伊藤友則さん)
「岩手から世界に発信するということで自分も切磋琢磨していければ」

 期待に胸を膨らませ、内定者たちは晴れやかな表情でした。キオクシア岩手では、来年度以降も100人規模の採用を続けていくということです。